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小林よしのり
2016.2.13 02:42日々の出来事

重力波の解説


重力波とは何か?

それはアインシュタインが女の前でベロを思いっきり出して、

ベロベロベロと震わせると、女が思いっきり平手打ちして、

アインシュタインが気絶したらしい。

その平手打ちが一瞬のようにも感じたが、平手が飛んでくる

瞬間がスローモーションのように見えた気もするし、平手が

自分の頬を打った瞬間に、頬の皮膚が波のように振動して、

顔全体に伝わっていった感覚もあったし、そのときベロを

噛み切ってしまったのに、その痛さを自覚するのに時間差が

あって、口内に血の味が拡がってからようやくだった。

ベロをベロベロ震わせても重力波は起きるし、男を平手打ち

しても重力波は起こる。

時空間は常に歪んでいるのである。

うん、分かりやすい解説だ。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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